クネクネさんシリーズをご存知でしょうか?
不思議ないきもののクネクネさん
なんとも不思議で優しい柔らかなタッチの絵、まるで海外の作家さんのような雰囲気を醸し出している不思議な絵本です。
そんな不思議な雰囲気を醸し出しているクネクネさんシリーズをご紹介いたします。
クネクネさんシリーズとは?
クネクネシリーズは銅版画家・絵本作家の樋勝 朋巳(ひかつともみ)さんの作品のシリーズです。
樋勝さんは1969年長野県生まれで多摩美術大学卒業後、銅版画の制作を始めたそうです。あの独特の雰囲気はさすが多摩美大卒!というところですね。
2014年に1作目の絵本「きょうはマラカスのひ」で第19回日本絵本賞の大賞を受賞した後「フワフワさんはけいとやさん」「きょうはパーティのひ」「たいこ」の4冊をクネクネさんシリーズとして出版されてます。
全ての作品に共通した樋勝さんの優しいタッチで淡々と進んでいくお話は読んだ後に不思議な読後感をもたらしてくれます。
樋勝さんはクネクネさんシリーズの他に「ペロのおしごと」「おさるちゃんのおしごと」なども書かれています。
おさるちゃんのお仕事は2021年1月の出版ですのでこれから「おしごとシリーズ」が始まるのでしょうか?期待大ですね!
きょうはマラカスのひ
クネクネさん、フワフワさん、パーマさんの3人(?)で織り成される物語です。
なんだかかわからない不思議な生き物たちがわちゃわちゃとマラカスの発表会を行います。
まずはお友達からマラカスの発表を行い、昼食を食べ、次はクネクネさんの番に・・・
クネクネさんが涙するシーンなどはとても切ない気持ちにさせられますが、最後はみんな仲良くなってあったかい気持ちで終わります。
この何とも言えない読後感が樋勝ワールドの真骨頂なのです。
フワフワさんはけいとやさん
シリーズ2作目はクネクさんのお友達フワフワさんのお話です。
フワフワさんはけいとやさんなんですね!
けいとを編んで商品として提供したり編み物教室を開いたりと大忙しのフワフワさんがお仕事で大失敗をしてしまいます。
不思議な世界観でゆるゆると進んでいくお話はここでも健在!
淡々と進んでいくのになぜかハラハラさせられてしまうのは樋勝さん世界観のすごいところですね。
作るのを失敗してしまった帽子はちゃんとお客様に渡せるのでしょうか?真剣なフワフワさんを見守るお友達にも癒されるお話です。
クネクネさんのいちにち きょうはパーティーのひ
シリーズ第3作目はクネクネさんが主人公です。
ここではついにクネクネさんの職業が明らかになります!以外?な職業にちょっとびっくりさせられます。
過去作品を読んでいる方にはおなじみのキャラクターたちが大集合でシリーズ最多のお話となってます。
相変わらずの世界観と淡々と進むお話はいつも通りなのですが、不思議とわちゃわちゃ感がでておりとても心躍らされる作品となってます。
なんとなくシリーズの集大成と言った感じですかね。
正直私はこれが4作目だと思っておりました。
たいこ
シリーズ4作目はマラカスではなくたいこです。
今回はみんなの名前は出て来ませんがいつものクネクネさん達です。
みんなでトントンポコポコ叩いているとワニさんが来て・・・
ひと悶着あっても必ずみんな仲良く終わるのが樋勝さんの世界のいいところですね。
1~3作目よりは少し小さい子向けになってますのでこの作品から入ってみてもいいのではないでしょうか?
たいこのリズムに強弱を付けながら子供と一緒に楽しく読んでみてください。
その他の樋勝さん作品
ペロのおしごと
一緒に暮らしている大好きな飼い主のお母さんのためにネックレスを買ってあげることが夢の犬のペロがお仕事を探しに行くお話。
不器用なペロはどのお仕事でも苦労しますが、まわりの大人たちにやさしくしてもらいながらお話は進んでいきます。
果たしてペロは大好きなお母さんのためにネックレスをプレゼントしてあげられるのでしょうか・・・
おさるちゃんのおしごと
せいこついんで働いているおさるちゃんのお話。
おさるちゃんは月に一度山に帰ってやまのなかまにマッサージをしてあげています。
色々なところを痛めてやってくる山の仲間たちを直してあげるおさるちゃん、次はどんな患者さんがくるのでしょうか?
ぺろのおしごとの犬のぺろも登場しますよ!
わたしのかみがた
2021年6月10日発売予定の最新刊です。
絵本ナビでは出版社からの内容紹介を出しており
とのこと。
きっと今回も樋勝ワールド全開で私たちを楽しませてくれるはず!
なんやかんや全て揃えている我が家もきっと購入しちゃう!樋勝ワールドが好きな方は購入しちゃいましょう!
絵本ナビ からも予約購入できますよ!さいごに
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とりあえず、こんな感じかな
おしまい!