教育方針

子供の自己肯定感を育てる多様な視点の作り方

日本の子供は年齢が上がるにつれて自己肯定感が下がっていき高校生くらいまでになると非常に低くなると言われているそうです。

その原因の一つに受験でよく出る回答範囲が制限された問い(回答が一つしかないような問題)それに対する評価があるのではないかと・・・

回答が一つしかないような問題を繰り返し追い続ける行為を繰り返していると逆に自分が出来ないことに目を向くようになってしまいます。

世界で活躍するスポーツ選手や政治家、経営者などを調べると成功している人は物事を多面的にみているとの海外の研究もあります。

子どもたちには正解はこれ!

と教え込むのではなく柔軟に多様な視点で物事を考えるということを教えてあげましょう。

多様な視点を手に入れるには

では多様な視点を手に入れるにはどうすればいいのでしょうか?

子どもが安心してなんでも言える環境を作る

安心とは自分の意見を躊躇なく言うことの出来る状態の事です。

間違っているのでは?
バカにされるんじゃ?
否定されちゃわないかな?

などと感じずに、自由に発言し気楽に質問や反論を言える雰囲気を作ってあげることがとても重要です。

子どもに限らず大人でも周りと違うというのは不安材料の一つですからね。

まだ知識や経験が少ない子供ならなおさら不安やプレッシャーを感じることになってしまいます。

素直に自分の考えや気持ちを表に出せる失敗や間違いを気にしないでいられる環境を作るよう心がけましょう。

どうやって環境を作り上げるのか?

第一には子供に寄り添ってあげることです

ダメ出しや注意ばかりしていると

怒られるのではないか?
嫌われるのではないか?
バカだと思われるのではないか?

と不安になってしまいます。

子どもは失敗するもの・間違えるもの

と割り切って、ありのままを受け入れて子供が本音飲み込んでしまわないよう、寄り添ってあげましょう。

あまり先回りしないことも大事です

過保護と過干渉は違うという言葉を聞いたことがあります。

過保護をはき違えて先回りして手を貸しすぎたり一方的に意見を押し付けることは単なる過干渉であり、自主性や主体性を損なうことに繋がります。

親や周りの大人たちに気に入られる発言をしなければならないと思い込み自分で色々と考え意見をすることが出来なくなってしまいます。

親からしたらとても難しいことなのですが・・・頑張って認めてあげましょう。

たくさんの答えがあることを体感させる

社会って 1+1=3 の場合もあるやん?

みたいな屁理屈を捏ねたようなたくさんの答えではなく

料理を作る であったり アートに触れる ことで多様性を感じさせましょう。

料理であれば調味料の量や調理の仕方によって味は全く違ってきますがどれが正しいというものはありません。

アートであれば触れる人の感性によって感じる内容が変わってきます。

作者の思いと違うものを受け取ってもそれは間違いではありません、その人の正解となります。

このように答えが決まっているものにばかり触れさせるのではなく答えのない体験をたくさんさせることによっても多様性が磨かれて行きます。

先人に学ぶ

伝記を読むなどしてたくさんの人の生き方を学ぶのも一つの手

初めに書いた通り成功している方は多様な物事の見方が出来る方が多いです。

それまでの常識を疑って他人から白い目で見られたり失敗したりすることを恐れずに生きた結果、歴史に名を残すような人物となったのですからね。

失敗ではない、うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ

とはエジソンの言葉ですが、こういった考え方があることを学ぶのも多様性を磨く一つの方法ではないですか?

親も常に勉強していく

子どもに多様性を求めても肝心な求める側が常識で凝り固まっていては学ぶものも学べませんよね。

常識と言う枠で子どもの道を狭めておきながら

自由に!柔軟に!

というのは矛盾してますよね。

親自身が常に勉強をしながら自分たちの思い込みや古い常識や変なこだわりをなくしアップデートすることが肝心です。

さいごに

とある小学生探偵は

真実はいつもひとつ!

と言ってますが、必ずしもそうではないことも教えてあげましょう。

犯人側からの視点、第三者からの視点など見る方向を変えれば真実は変わってくるものですからね。

まずは親が凝り固まった考え方を捨て色々な道を切り開いてあげて、子ども達には新しい可能性を示してあげましょう。

とりあえず、そんな感じかな

おしまい!

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